2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧
→紀伊國屋書店で購入 独特な本である。何が独特かと言うと、まずもって訳者たちの姿勢がである。翻訳書には珍しく、訳者のひとりによる長い(20頁もある)まえがきがついている。それだけでなく、翻訳部分のあとに、他のふたりの訳者もそれぞれ「論点提起」…
→紀伊國屋書店で購入 シケた日にはこんなふうに日記を書けるようになりたい 「もうひとつの国へ」なんて、きざなタイトルで反吐が出る。帯にはもうひとつのきざ。 「火曜日、記すべきことなし、存在した。」というのは、ジャン・ポール・サルトル「嘔吐」の…
→紀伊國屋書店で購入 [劇評家の作業日誌](41) この本の題名『おかしな時代』とは何を意味しているのだろうか。まずこのタイトルに、わたしは引っかかりをおぼえた。 本の原形は「本の雑誌」に4年にわたって連載(2004年4月号~2008年7月号)さ…
→紀伊國屋書店で購入 歴史学を勉強したことのある者なら、本書のタイトルがE. H. カーの有名なことば「歴史とは現在と過去の対話である」をもじったものであることは、すぐにわかるだろう。本書は、紀伊國屋書店書評ブログ「書評空間」に掲載してきた書評が…
→紀伊國屋書店で購入 外国に住んで新聞を読む程度ではどうもその意図や感覚がピンと来なかったが、かつて小泉旧政権下ではコンテンツ立国などということが言われていたように思う。例年その多忙さと、ミーティングに次ぐミーティングの連続に疲労困憊してし…