書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

プロの読み手による書評ブログ

山本祐ノ介

『こころを癒す音楽』北山修(講談社)

→紀伊國屋書店で購入 「精神科医も人の子だった。」 「オラは死んじまっただ~」のザ・フォーク・クルセダーズといえば、ある世代以上の人なら誰でも知っていると思う。加藤和彦らと共にそのメンバーであった北山修はその後、精神科医となり、現在は九州大学…

『加藤恕彦留学日記-若きフルーティストのパリ・音楽・恋』加藤恕彦(聖母文庫)

→紀伊國屋書店で購入 「アルプスに消えた幻のフルーティスト」 人の日記を読むのがおもしろいなどと言ったら趣味を疑われてしまいそうだが、この日記は是非読むことをお勧めしたい。 日記を書いたのは、若き有望なるフルーティスト。生きていたらとっくに還…

『外国生まれの童謡の謎』合田道人(祥伝社)

→紀伊國屋書店で購入 音楽関係の本には一般の人にとってチンプンカンプンなものもたくさんあるが、この本は日本人なら誰でも「ほうほう、そうだったのか」と気楽に読める。 まず本の題名を見たとき、童謡に謎なんてあるのだろうか?と半信半疑でパラパラとペ…

『ハワイ音楽パラダイス』山内雄喜・サンディー(北沢図書出版)

→紀伊國屋書店で購入 「ハワイの風が吹く本」 ハワイに一度でも行った人は、あの島に吹く不思議にやさしい心地よい風を覚えているだろう。まさにあの風がこの本の中に吹いている。 この本は、ハワイ音楽のエキスパートでスラックギター奏者の山内と、フラダ…

『森のうた』岩城宏之(講談社文庫)

→紀伊國屋書店で購入 「忘れかけていた青春をイヤという程思い出させられた」 岩城宏之と山本直純という二人の指揮者が過ごしたハチャメチャで、だけどかけがえのない学生時代を岩城さん自身が回想して書いた本である。そこには、青春というひとことではかた…