金沢創
→紀伊國屋書店で購入 もしあなたが心理学を学んだ経験があるならば、本書は必読の書だろう。といっても、心理学の勉強に役立つからではない。心理学の教科書に出ている様々な人物の生の声、あるいは背景が描かれているからだ。 この本は、かつて心理学を学ん…
→紀伊國屋書店で購入 今回はちょっと心理学関連の本から離れてみよう。 みなさんは森敦の『意味の変容』を読んだことがあるだろうか?我々の世代で『意味の変容』といえば、ニューアカブームの頃、柄谷行人が何度も取り上げていたので知っている人も多いかも…
→紀伊國屋書店で購入 2000年以降で最も売れた科学書はといえば、おそらくラマチャンドランの「脳の中の幽霊」だろう。数多くの実験と事例を含むこの刺激的な本は、間違いないくこの10年を代表する科学書だ。 まずはタイトルがいい。原題は「Phantoms in the …
→紀伊國屋書店で購入 心理学を学ぼうと考え文学部に入学した後、研究室に配属された際に先輩から最初に薦められて読んだのが、D.マーの「ビジョン」であった。当時の心理学の状況は、ちょうど行動主義から認知科学的な情報処理アプローチへの転換期で、みな…