書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

プロの読み手による書評ブログ

じんぶんや

麗奈タン・トポス★ビックバン!! 第2弾 12月14日(日)まで

11月2日までの6階芸術書売場で開催しました新宿在住のアーティスト、増山麗奈さんの作品展示・販売イベント「麗奈タン・トポス★ビックバン!!」、ご好評につき、第二弾を開催しています! 当初の会期終了予定日11月30日を越えて、12月1日から14日まで、新宿本…

アーティストブック販売中

アート集団 SWAMP PUBLICATION のアーティストブックが入荷しました。 『Quest e' non un TAKO-YAKI(これはたこ焼きではない)』(3,990円/3部限定)をはじめ、作品はすべて完全手製本のため部数限定です。 SWAMP PUBLICATION と新宿の関わりは、その主要…

ブックリストを公開します。

新宿本店・新宿南店の各フロアで開催中の「〈熱き時代〉の新宿、新宿の〈いま〉」ブックフェア。 その取り扱い書籍一覧を公開いたします。 各売場の担当者がそれぞれ下記のテーマで選書しました。 新宿の地から発信されてきた数々の文化を紹介しています。 …

246表現者会議★オープニング・ピクニック

11月1日(土)、246表現者会議の皆さんが新宿本店にご来店されます。 246表現者会議 : ベルク『246表現者会議展』 ★オープニング・ピクニック 『ベルク~ルミネ・ツアー~麗奈タン・トポスビックバン!!@紀伊国屋書店』 11月1日(土)12:00ベルク出発 ベル…

フリーペーパー配布中

増山麗奈さんの作品展示にあわせ、期間限定で各種フリーペーパーをセッティングしました。 ・「DUFF」 第2号 ・「月刊ナチュラル・ハイ!!」 第4号 ・「月刊アール・エコ」 Vol.2 などなど。他にもいろいろございます。 数に限りがございますので、お早め…

増山麗奈さん作品紹介

麗奈タン・トポス★ビックバン!! にて展示販売している作品を、増山麗奈さんのコメント付きでご紹介いたします。 アキバの喪失感 ロスジェネ別冊~秋葉原無差別テロ事件~「敵」はだれだったのか~ 表紙原画 2枚組みセット 税込¥55,000 紙にペン、スクリーン…

麗奈タン・トポス★ビックバン!!

新宿在住のアーティスト、増山麗奈さんの作品が紀伊國屋書店新宿本店6階、美術書コーナーに登場しました。 ポストカードセット、版画、別冊「ロスジェネ」(かもがわ出版)〔紀伊國屋サザンシアターで開催されたイベントの模様を収録〕の表紙、『幼なじみの…

書を持て、街へ出よう! ― リトルマガジン「街から」入荷!

リトルマガジン「街から」(街から舎)が入荷いたしました! 当フェアの小冊子にもご寄稿いただいている本間健彦さんが編集&発行されているミニコミ誌です。 街の細い路地に分け入っていくかのような、わくわくするトピックが盛り沢山の誌面。 一般の書店で…

森山大道グッズ入荷!

森山大道さんのアートグッズが入荷しました! 森山大道の写真がプリントされたTシャツ(5,040円)。 「Tシャツはメディアである」もとい、Tシャツはアートである! インパクト大!なクリアファイル(368円)・ポストカード(157円)・リストウォッチ(5,880…

『田辺茂一と新宿文化の担い手たち』はネットでも購入できます。

ご好評をいただいております、新宿歴史博物館特別展「田辺茂一と新宿文化の担い手たち―考現学、雑誌“行動”から“風景”まで」の図録が、紀伊國屋書店のインターネットショップBookWebでもご購入いただけるようになりました。 田辺茂一と新宿文化の担い手たち―…

【イベント情報】コマ劇場で、渚ようこリサイタルが!

明日10月4日(土)17時から、新宿コマ劇場にて、渚ようこさんのリサイタルが開催されます。 その名も「新宿ゲバゲバリサイタル」! コマ劇場と言えば、云わずと知れた歌舞伎町の聖地にして歌謡曲の殿堂。 今年末に惜しまれつつ閉館されます。 当フェアでもご…

『田辺茂一と新宿文化の担い手たち』 ほか、新宿歴史博物館刊行物を絶賛販売中!

ただいま、新宿歴史博物館(※)の人気刊行物を期間限定で販売中です。 新宿本店5階、特設ワゴンにて取り扱い中! 目玉はなんといっても、1995年に開催された特別展「田辺茂一と新宿文化の担い手たち―考現学、雑誌“行動”から“風景”まで」の図録。 長らく絶版…

女子垂涎の、新書館 “フォア・レディース” シリーズ!

新書館 “フォア・レディース” シリーズをご存知ですか? その名の通り、「レディーのための」、素敵な本たち。 文学性と芸術性を兼ね備えていて(つまり、可愛いくって、ためになる!)、’60年代~’80年代初頭まで続いた人気シリーズでした。 当店にも当時、…

宇野亜喜良グッズ入荷!

宇野亜喜良さんデザイン「AQUIRAX」より、グッズが入荷いたしました! 宇野さんの、詩情あふれる華麗なイラストが施された品々・・・ぜひ手元に置いて愛でたい逸品です。 左より、扇子(3,000円)・カップ&ソーサー(5,250円)・プレート(3,150円)・ブロ…

本間健彦 「新宿プレイマップ」

あの時代の新宿は燃えていた。1960年代の新宿である。都市の歴史にも青春時代があるとすれば、あの頃の新宿はまさに青春期だったのだろう。 当時の新宿地図 (クリックすると拡大) 「新宿プレイマップ」34号 (1972年4月号)より 当時、新宿は<若者の街>…

新宿関連推薦本

[選者]本間健彦 金沢望郷歌 五木寛之 文藝春秋(1992-04) ISBN: 9784167100278 407円 (税込) ※品切れ フォークソングの世界 三橋一夫 音楽之友社(1971) ※品切れ 昭和ジャズ喫茶伝説 平岡正明 平凡社(2005) ISBN: 9784582832723 1,890円 (税込) 日計…

田家秀樹 「新宿と音楽」

新宿はいつの時代も新しい音楽を送り出してきた。 それぞれの世代にとって、新宿で聞いた音楽というのが青春のBGMとして残り続けているのだと思う。 例えば、60年代に新宿で過ごしていた人たちにとってはモダンジャズが、そういう音楽に当たるのだろう…

中平穂積 インタビュー

DIGのオープンは1961年の11月でした。店を出したのは、二幸という三越が経営している食料品デパートの裏でした。今のスタジオアルタの場所です。その路地裏に今でもあるアカシアと言うロールキャベツの店の三階でした。でDIGを閉めたのが1982年です。消防法…

吉田豪 エッセイ

新宿といって真っ先に思い出すのはメジャーデビュー前のSIONなんですよね。新宿西口ガード下(現・さくらや新宿西口駅前店の辺り)にあったミリタリー&ロック・ショップの店員で、新宿の路上で酔っ払ってよく野宿して、自主盤『新宿の片隅から』が紀伊國屋…

菊地成孔 エッセイ

1979年、16歳の時に初めて一人で新宿に来たとき、僕はもう舞い上がってしまって、 何が何だか解らなく成りました。新宿駅、風月堂、ゴールデン街、花園神社、伊勢丹、 三平ストア、カメラのさくらや、JUN、ピットイン、伝説のジャズ喫茶たち。アルタは未だ竣…

森山大道 「新宿は……」(抜粋)

新宿という都市は、もうかれこれ四十年近くもこの街とつき合ってきたぼくにしていまだにエタイの知れない場所である。そこに身を置き目の当りにしながら、新宿はそのつど、あたかもヌエのように正体をくらまし、迷路にまよい込んだごとくぼくの心の遠近法を…

平沢剛 エッセイ

1960年代の映画を研究している私にとって、新宿は特別な意味を持つ場所である。新宿という街を舞台に、1960~70年代に様々な傑作が生みだされているからだ。 しかし、ここで重要なのは、優れた作品や作家を称揚するのではなく、新宿という街そのものが、そう…

若松孝二 インタビュー

映画監督としての自分の原点は、やっぱり新宿という町にあります。 その象徴が、蠍座であり、『天使の恍惚』であり。『天使の恍惚』は、新宿の交番テロのシーンなんかに、商店街が上映反対と騒いで、封切り一日でだめになっちゃったけれども。今回の新作『実…

書店の中にある劇場、紀伊國屋ホールを知る5つのポイント

談 : 紀伊國屋ホール/サザンシアター総支配人・金子和一郎 紀伊國屋ホール前支配人・鈴木由美子 1) 紀伊國屋ホールの誕生と紀伊國屋演劇賞の創設 東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年。前川國男の設計で新築された紀伊國屋ビル(地上9階・地下2…

横内謙介 エッセイ

約30年前、先輩に連れられてぎっしりとお客が詰まった通路に体育座りして、つかこうへい事務所の「熱海殺人事件」を観た。当時、厚木の高校生だった私にとって、放課後に詰め襟姿のまま小田急に乗って大きな河を二つ越え、新宿に行くこと自体が決死の大冒…

マキノノゾミ 「思い出。少々無法な。」

学生の頃、京都から窮屈な夜行バスに乗って、何度も紀伊国屋ホールに来ました。つかこうへい事務所の公演を、朝一番から当日券に並んで観るためです。もう時効だと思うので書きますが、観るだけでなく、客席でこっそりとカセットテープを回したりもしました…

鴻上尚史 「売店のおばちゃん」

紀伊國屋ホールのロビーの片隅に、売店がありました。一人のおばちゃんが(と言うのも失礼なのですが、でも僕たちは愛着を込めて、『売店のおばちゃん』と呼んでいました)が、飲み物を売っていました。 一坪のスペースもないような小さな売店でした。けれど…

宇野亜喜良 インタビュー

1955年にぼくが上京したのは、知り合いの紹介で、恵比寿にあったカルピスの宣伝部に入るためでした。けど、一年近く待たされたかな。この浪人時代、コルゲン・コーワがカエルのシンボルマークのデザインを募集しているのを見つけて、応募したりしていました…

四谷シモン インタビュー

新宿は、20代の頃から「自分の街」という自負がありました。 それ以前からきーよとか風月堂とかヨットなどのジャズ喫茶にはよく出入りしていたんです。コシノジュンコや金子國義と知り合ったもの新宿。 ある日、面白い芝居があるからということで、金子國義…

唐十郎 「新夜よ」

夕立ちが来ると、新宿風月堂にとび込んで、その二階からコーヒーを注文する。二階はガランとしていて、そこで濡れた服を脱ぎ、ランニングシャツになる。晴れてきた頃合いにノコノコ出て、アートシアターの映画館の前に行き、観ようかどうしようかとためらい…