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プロの読み手による書評ブログ

2011-01-25から1日間の記事一覧

『ライティング・マシーン ウィリアム・S・バロウズ』旦敬介(インスクリプト)

→紀伊國屋書店で購入 「常に自分の意識を壊し超えようとした人」 ビートニクの作家というと、アレン・ギンズバーグ、ジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズの3人が代表的だが、そのなかでいちばんカッコいいとかねてより思っていたのはバロウズである…

『泰緬鉄道-機密文書が明かすアジア太平洋戦争(再版)』吉川利治(雄山閣)

→紀伊國屋書店で購入 本書が、再版されるのに際して、以下のような「解説」を書いた。 本書は、再版ではなく、新版になるはずだった。二〇〇九年五月七日の日付の入った「まえがき」に、そのことが記され、「なるべく現地の立場から泰緬鉄道像を眺めてみよう…