第20位『円卓』西加奈子
(文藝春秋/1,299円)
西さんを育んできた愛情、西さんが育んできた愛情。そういうものが全部詰め込まれたこの作品には、夕餉のお味噌汁のような安心感がある。「3月11日」という日があって、誰もが一番に探し求めたもの、一番に見つけたかったものは、この「円卓」のような“日常”だったに違いない。
〔新宿南店・竹田勇生〕
(文藝春秋/1,299円)
西さんを育んできた愛情、西さんが育んできた愛情。そういうものが全部詰め込まれたこの作品には、夕餉のお味噌汁のような安心感がある。「3月11日」という日があって、誰もが一番に探し求めたもの、一番に見つけたかったものは、この「円卓」のような“日常”だったに違いない。
〔新宿南店・竹田勇生〕