『酵母ごはん』ウエダ家 著 北原まどか 文(学陽書房)
高島系子さんの中医学の食講座で、ショウガ酵母をつかった煮物に出会い、
さっそく本も購入。
普段レシピ本は手に取らない私だが、
なに、なんなの、「COBO」って!?
というところから入るので仕方ない。
しかし、写真の魅力にとりつかれ、さっそく「ショウガ酵母」をつくってみる。
こういう本は実際自分でやってみないことには意味がないのだ。
「ふうん」
と言ってパラパラめくるだけではいけないのである。
よのなか科の藤原和博さんも言っている。
(そうだ、「公教育の未来」も紹介せねば!)
「評論家はもういらない。参戦せよ!」
煮沸した広口のビンにショウガをすりおろし、水をいれ、ハチミツをたらす。
数日経つとシュワシュワしてくるのでおそるおそる匂いを嗅ぐ。
だいたい最近の私たちは匂いを嗅ぐこと自体罪悪感を感じるようになってしまったじゃないですか。
無味、無臭、無菌、無感情・・・
こんなにつまらないことは無い。
子育て中ならなおさら。
COBOはそんな毎日をちくちくつっついて
地に足ついた生活を教えてくれる存在なのかもしれない。
ショウガ酵母をいれたチキンスープは、なんとも深い味がしておいしかった。
「COBO」生活、おためしあれ。