売上ランキング:第三週
さあ、今週もこの時がやって参りました。
第三週のランキング発表です!
世界王者への道は長く険しく、
どの国が栄冠を手にするのか、
開催者も全く予想が立ちません!
■ワールド文学カップ世界ランキング集計方法
参加している作品の売上冊数を文庫本1冊=1ポイント、単行本1冊=3ポイントとしてそれぞれの所属チームの得点を集計し、世界ランキングを決定致します。 ランキングは毎週、一週間の売上を集計して「今週のランキング」として発表(「往年の名選手たち」「日本文学代表選抜会」は別枠にて発表)。会期通算のランキングは、途中経過を4月下旬に、会期終了の5月17日以降に最終的なランキングを発表する予定です。
第一週の王者「諸外国の文学:タイ」は
翌週には「エロスの大国フランス」に
その玉座を譲り渡すこととなりました。
果たして初めてのディフェンディング・チャンピオンは誕生しうるのか!?
ランキングは以下の通りになりました!
売上ランキング(第三週)
集計期間:4/15~4/21
【ワールド文学カップ】
第1位 34pt 魔法の右足コロンビア
第2位 25pt 短篇小説ランドアイルランド
第3位 21pt 郷愁を誘うイラン
第3位 21pt 諸外国の文学:タイ
第3位 21pt 笑いの帝王イングランド
次点 狂気の温床フランス、ザ・ルーツナイジェリア
【得点王】
9冊 ガブリエル・ガルシア=マルケス『エレンディラ』
(所属チーム:魔法の右足コロンビア)
9冊 ミヒャエル・エンデ『モモ』
(所属チーム:子ども心の国ドイツ)
【往年の名選手たち】
第1位 8pt ジョージ・オーウェル『一九八四年』
第2位 7pt サキ『サキ短編集』
第4位 6pt ロバート・A・ハインライン『夏への扉』
第4位 6pt カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』
【日本文学代表選抜会】
第1位 11pt 円城塔『Self-Reference ENGINE』
第2位 6pt 幸田文『台所のおと』
第2位 6pt 向田邦子『思い出トランプ』
第5位 5pt 矢川澄子『兎とよばれた女』
とうとう振り抜かれた魔法の右足! 皆様、これが世界文学の旗手の実力です。今や必読書とも喧伝される『百年の孤独』は勿論のこと、『エレンディラ』と『予告された殺人の記録』も凄まじい勢いで得点をあげ、チームメイトのホルヘ・フランコは驚異の1トップの真価を後列からただ呆然と眺めるばかり。そして第2位につけたのは「短篇小説ランドアイルランド」。ベケットの不参加もなんのその、再評価の気運が高まるウィリアム・トレヴァーと新時代を告げるクレア・キーガンの単行本組に加え、フランク・オコナーとジェイムス・ジョイスも新しいエースたちにスルーパスを流し続けています。3位はなんと同着で三ヵ国がランクイン! 颯爽と抜けだしたイランはオマル・ハイヤームとサーテグ・ヘダーヤトという『ルバイヤート』コンビが独走、二列目からアシストを出し続けるシリン・ネザマフィの姿も輝いています。「笑いの帝王イングランド」では『スナーク狩り』が相変わらず好調です。そして復活した孤高のエース、ラッタウット・ラープチャルーンサップ! 『観光』に再び火がつき、初代王者の風格を漂わせるランクインとなりました。
世界ランキングは一体どうなってしまうのか!?
気になる途中経過は近日中に発表予定です!