売上ランキング:第六週
長らく更新を怠ってしまいましたが、
今週もこの瞬間がやって参りました!
週間ランキング、最終週の発表です!!
■ワールド文学カップ世界ランキング集計方法
参加している作品の売上冊数を文庫本1冊=1ポイント、単行本1冊=3ポイントとしてそれぞれの所属チームの得点を集計し、世界ランキングを決定致します。 ランキングは毎週、一週間の売上を集計して「今週のランキング」として発表(「往年の名選手たち」「日本文学代表選抜会」は別枠にて発表)。会期終了の5月17日以降に最終的なランキングを発表する予定です。
選手たちが続々と出場停止(売切)となってピッチを離れる中、
最後まで闘い抜くのはどこのチームなのか!?
今週は選手層の厚さが試されるランキングとなりました!
売上ランキング(第六週)
集計期間:5/6~5/12
【ワールド文学カップ】
第1位 22pt ウリポを生んだフランス
第1位 22pt 魔法の右足コロンビア
第1位 22pt 笑いの帝国イングランド
第4位 19pt 禁じられたチェコ
第5位 18pt バベルの図書館アルゼンチン
次点 子ども心の国ドイツ、狂気の温床フランス
【得点王】
8冊 ミヒャエル・エンデ『モモ』
(所属チーム:子ども心の国ドイツ)
8冊 エーリヒ・ケストナー『飛ぶ教室』
(所属チーム:子ども心の国ドイツ)
【往年の名選手たち】
第1位 15pt ジョージ・オーウェル『一九八四年』
第2位 5pt ルネ・ドーマル『類推の山』
【日本文学代表選抜会】
第1位 8pt 小島信夫『残光』
第2位 6pt 円城塔『Self-Reference ENGINE』
第4位 5pt 夢野久作『瓶詰の地獄』
第4位 5pt 町田康『告白』
なんと同着一位が3チーム、それもこれまでのランキングでも常連だった三つのチームが堂々のランクインを果たしました! 「ウリポを生んだフランス」では『文体練習』の変幻自在なパスを、これまた変幻自在な『麗しのオルタンス』が受け、さらにそこへ『さまざまな空間』が駆け込んでくるという猛襲ぶりを発揮しております。「魔法の右足コロンビア」はどこからでもシュートを放つ『百年の孤独』がその名にそぐわぬチームメイト置き去りプレイで駆け上がり、ホルヘ・フランコは相変わらずの棒立ちっぷりです。「笑いの帝国イングランド」ではなんと『スナーク狩り』が一人で12ptを叩き出す荒技を披露、『ボートの三人男』と『比類なきジーヴス』のどうしようもないイギリス紳士コンビは後列からチームメイトにエールを送っています。4位につけたのはここにきて初登場の「禁じられたチェコ」。『存在の耐えられない軽さ』の小難しい議論をしていたかと思ったらいつの間にか前に進んでいるというフェイントが多用され、心ならずも教養が身についてしまった『あまりにも騒がしい孤独』がクンデラの話をスルーしながら特攻をかけてくるという恐ろしいコンビネーションが功を奏しました。第5位はボルヘス、「バベルの図書館アルゼンチン」です。ポスターになった実力は伊達じゃない! とうとう花を咲かせた『伝奇集』が『創造者』と『砂の本』、さらに『エル・アレフ』をひっさげて、ディフェンダーを発狂寸前に追い込む重厚すぎる攻撃を繰り広げております。
今大会の閉幕は5月17日の16時、
実質、明日16日がゆっくりとご覧頂ける最後の日となります。
先日重版の刷り上がったブックレットも
まだ若干の残りがございます!
紀伊國屋書店新宿本店2階中央催事場に、
全速力でお越し下さい!!