書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

プロの読み手による書評ブログ

2006-07-06から1日間の記事一覧

POP工房『吾郎とゴロー』(川渕圭一、求龍堂)

→紀伊國屋書店で購入 エリート研修医の吾郎はある夜中、病院の中庭でユーレイの「ゴロー」と出会います。ゴローはこの世に遣り残したことが…。誰かのために一生懸命になることは、自分の心を満たすことにもなるのです。この夏、あなたも吾郎と一緒に優しい気…

POP工房『早稲田古本屋日録』(向井透史、右文書院)

→紀伊國屋書店で購入 ああ、なんて味わい深いエッセイでしょうか。日々の仕事に追われ、忘れかけていた本たちへの愛情。そう、本は触れば触るほど喜ぶのです。耳をすませば聴こえてくる本たちのざわめき。そんな小さな幸せを噛みしめる1冊です。【クレド岡山…

POP工房『東京物語』(奥田英朗、集英社文庫)

→紀伊國屋書店で購入 時代は1980年代。ケータイのない時代の青春(!!)を実際に起こった出来事と絡めながら軽快に描いています。奥田氏お得意のトホホ感はもちろん、若さゆえの甘酸っぱさもプラスされ、なんともいえないくすぐったさ。誰もが通り過ぎてき…

POP工房『からくりからくさ』(梨木香歩、新潮文庫)

→紀伊國屋書店で購入 4人の女性と不思議なお人形「りかさん」との共同生活の物語。「りかさん」がつなぐ彼女たちの奇しき縁とは…。その場の色や空気が伝わってくるような梨木さんの文章に私はひきこまれてしまいました。【大津店・馬作店頭POPより】 →紀伊國…

POP工房『すばらしい新世界』(オルダス・ハックスレ-、講談社文庫)

→紀伊國屋書店で購入 『すばらしい新世界』、このタイトルには皮肉がある。すばらしい人、すばらしいモノ、すばらしい社会、ただ「すばらしい」と付けるだけで、どうしてこうも、うさんくさくなるのだろう。この本が「すばらしい」かどうか、まずはどうぞご…

海外のティーン誌で次世代のセレブを探せ!

○月刊「TIGER BEAT」(アメリカ)○年10回刊行「M MAGAZINE」(アメリカ)○隔月間「SYNDROME」(韓国)「ティーン」とは10代の子どもたちを呼ぶのだと思っていた。が、一般的には13歳から19歳あたりの意味合いが強いそうだ。12歳(twelve)までは「teen」がつ…

「リサとガスパール」そして「ペネロペ」も人気です!

→紀伊國屋書店で購入 各地で原画展が開かれ、リサがテレビCMにも登場するなど大人気のA.Gutman&G.Hallenslebenコンビの人気シリーズの中から特にオススメの3冊を紹介。 ●『Gaspard and Lisa's Christmas Surprise』(A.Gutman&G.Hallensleben、Alfred a Kn…