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プロの読み手による書評ブログ

2007-04-18から1日間の記事一覧

『技術と時間1——エピメテウスの過ち』(未邦訳)ベルナール・スティグレール<br><font size="2">Bernard Stiegler, 1994, <I>La technique et le temps 1. La faute d’Épiméthée</I>, Galiée</font>

→紀伊國屋書店で購入 ●「根源的問いとしての技術――ベルナール・スティグレールの 「冒険」」 『エピメテウスの過ち』は、ベルナール・スティグレールの数多い著作のなかでも、その技術哲学の基礎をなしている主著の『技術と時間』シリーズ(2007年現在で…

『書き込みシステム1800/1900』(未邦訳)フリードリヒ・キットラー<br><font size="2">Friedrich A. Kittler, 1985=1990, <I>Discourse Networks 1800/1900</I>, Stanford University Press</font>

→紀伊國屋書店で購入 ●「私たちの知のあり方は、言説を保存し、記録するシステムの論理によって決定される」 ふだん、私たちは自由に世界を見わたし、物を考えている。私たちは目の前の事物をごく自然にまなざし、それに意味を与えていく。まなざし、意味を…