2007-06-22から1日間の記事一覧
→紀伊國屋書店で購入 「書物としての身体」 本書は、すでに流行のテーマとなった身体の歴史を、古代からルネサンスにいたる中世の時期を中心にまとめたものである。中世の身体は、「調教された身体」としての近代の身体とはことなる意味と象徴をそなえている…
→紀伊國屋書店で購入 ●「映画の孤独な擁護 ――二〇世紀を批判的に肯定する試み」 蓮實重彦は問う。二〇世紀といかなる関係を維持すべきか、国際紛争と大量虐殺の世紀といかに接すべきか、と。二〇世紀が私たちのほとんどを作り上げ、私たちのほとんどが二〇世…
→紀伊國屋書店で購入 格差社会論争が賑やかだ。経済の地球化、業績主義の導入、労働の非正規社員化などが進行するにつれて、日本は一億総中流社会から格差社会へ急転換したという説がもっぱらである。 しかし、この問題が論壇で問題視される前から、実は日本…
デザイン愛への誘惑者 極私的なことでいえば、今年2007年上半期最大の欣快事は、リトアニア出身の幻視家ユルギス・バルトルシャイティス(Jurgis Baltrušaitis)の『アベラシオン』および『イシス探求』が重版なり、久しぶりに、バルトルシャイティス著作集…