書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

プロの読み手による書評ブログ

2008-12-08から1日間の記事一覧

『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』水村 美苗(筑摩書房)

→紀伊國屋書店で購入 「翻訳を切り口に国語の成立をたどる」 東京育ちで、両親も、その親も東京の人で田舎というものを持ったことのない私には、方言で育った人が標準語をしゃべるときの違和感は実感としてわからない。でも英語を話しているときは、それに似…

『State by State: A Panoramic Portrait of America』 Matt Weiland, Sean Wilsey(Ecco Press)

→紀伊國屋書店で購入 「優れたエッセーでいまのアメリカを綴った1冊」 僕は、アメリカ社会を題材にした優れた本を見つけると、つい手に取ってしまう。政治ニュース好きでもあり、社会と人の関わりにつきない興味を感じている。 最近では、アメリカ全土のな…