2010-05-05から1日間の記事一覧
→紀伊國屋書店で購入 「メディア論的な日本近代文学論。嘘じゃないって。」 本書は、題名で損をしていると思う。福田和也『作家の値打ち』(飛鳥新社)とかけているつもりなのかもしれないが、『作家の値段』という題名で、帯には「『竜馬がゆく』極美50万/…
→紀伊國屋書店で購入 「オブセッション 三島由紀夫との分岐点」 「シェパードの九月」という中篇がある。犬の飼い主としての遍歴を綴ったもので、おそらくは丸山自身をモデルとしているのだろう。飼い主の執着と途方もない勝手に翻弄される犬たちは、次から…
→紀伊國屋書店で購入 「サブタイトルで引かないように」 ウェーバーの伝記は、妻のマリアンネのものが圧倒的な詳しさと当事者性から確固とした地位を占めている。しかし妻が書いたものだけに、どうしてもぼかされてしまうところ、描かれないところというもの…