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2011-11-10から1日間の記事一覧

『不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』レベッカ・スクルート著 中里京子訳(講談社)

→紀伊國屋書店で購入 1951年にヘンリエッタ・ラックスという名の黒人女性が子宮頸癌により死亡した。 治療の際、本人の同意なしに採取された彼女の癌細胞は、自ら増殖し続け、世界で初めて培養に成功したヒト細胞となった。これがヒーラ細胞である。 ヒーラ…