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プロの読み手による書評ブログ

POP工房『きよしこ』(重松清、新潮文庫)

きよしこ

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重松清さんのこういうところが好きです。



「お話は―少なくともぼくの書くお話は、現実を生きるひとの励ましや支えになどならないだろう、と思っている。ましてや、慰めや癒しになど。ぼくはそこまで現実をなめてはいないし、お話にそんな重荷を背負わせるつもりもない。お話にできるのは「ただ、そばにいる」ということだけだ、とぼくは思う。(本書より)

国分寺店・小関由紀作店頭POPより】