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プロの読み手による書評ブログ

〔2011復刊書目〕 自然科学・医学

『誤差論』カール・F.ガウス/飛田武幸、石川耕春訳(紀伊國屋書店)

誤差論

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初版1981・最終版1981年◆A5判◆192頁◆税込3675円(本体3500円)

ISBN978-4-314-01082-5

確率論、天文学、測地学などの分野で先導的役割を果たしてきた、ガウス誤差論を初集成。ガウスは自然現象からいかに豊かな数学的法則を導きえたのか。


『メイトリックス博士の驚異の数秘術』マーティン・ガードナー/一松 信訳(紀伊國屋書店)

メイトリックス博士の驚異の数秘術

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初版1978・最終版1979年◆四六判◆184頁◆税込2310円(本体2200円)

ISBN978-4-314-01079-5

本書の主人公は数秘術の世界的権威、円周率の百万桁目をコンピュータ以前に予測した謎の人物である。不可思議な数の世界の魅力に満ちた一冊。


『SFパズル』マーティン・ガードナー/上島建吉訳(紀伊國屋書店)

SFパズル

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初版1982・最終版1982年◆A5判◆208頁◆税込2310円(本体2200円)

ISBN978-4-314-01080-1

「惑星カプラの怪」「タイタンの大胆な紋様」……SF仕立ての設問による、数学パズル集。語句遊び、論理学から幾何学トポロジー、対数まで、全36問。


『増補版 科学入門』武谷三男(勁草書房)

増補版 科学入門

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初版1996・最終版1996年◆四六判◆272頁◆税込3150円(本体3000円)

ISBN978-4-326-75031-3

科学者が自然についてのある現象を、どんな動機から、どのような思索の経路によって展開し、結論を導びくか。ケプラー、パストゥール、アインシュタインを例に明快に説く。