書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

プロの読み手による書評ブログ

読者からのメッセージ

■毎年入学する大学生が読むべき必読書は、出版部数が少なくとも常に購入できるようにしておいて下さるようお願いします。(63歳・男)

■毎年楽しみにしています。好きで、図書館で愛読して、だけど手元で買うにはお金がなかった、そんな大学時代の愛読書がいつの間にか品切れ・絶版になっているのを知った時はいつもショックです。(40歳・女)

■本好き読書好きとしては、このような書物復権の試みは非常に興味深く、また期待するものです。各分野の書物案内を見ているだけで好奇心がわき立ちます。(41歳・男)

■復刊の際に価格が高めになるのは、コスト等の理由から仕方がないかもしれませんが、書物が高価になることにより、ますます書籍から人々が遠ざかっていくのではないでしょうか。また、私事ではありますが、苦学しているため、安価で良書を手に入れたいのが正直なところです。(30歳・男)

書物復権は出版社のリードでなされる。と同時に、ネット環境の発達した時代においては、一般読者が参加しうる。よりよく選ばれることと思う。(56歳・女・薬剤師)

■昨今電子書籍の話題が喧しいですが、読書家の望むような展開になっていないのが非常に残念でなりません。やはり〈書物復権〉のような地道な活動が文化の継承にとって重要だと改めて思いました。(32歳・男)

■今年の復刊候補は味わい深いものが多く、とても好感が持てました。(33歳・男・研究員)

■リストを見ていると改めて知らない世界のあることに気付かされます。また意外と各分野での基本図書が品切れになっていたことも知らされました。流行や風潮に便乗した本よりも候補に挙げられた本が少しでも復刊され、できれば今後はいつでも手にできる状況を出版社側も、私たち読者側もしっかりとした読書観を持たなければならないのだなと感じました。(35歳・男・フリーター)

■とても素晴らしい機会だと思います。書物復権のために、具体的にひとが集う場として、書店が機能して活用できればいいといつも思っています。(32歳・男・医師)

■この企画は私たちにとっては重要なので、ぜひ続けてください。(33歳・男・大学非常勤講師)

■1960から70年代、あるいはそれ以前の人文・社会科学の名著が姿を消してしまい、残念に思います。いくつかは、文庫化されているものもありますが、それらも多くは品切れになっています。ぜひ、この企画を発展させてくださることを期待します。(55歳・男)

■「復刊される機会があれば読みたい」と思っている本でも、こうした機会がないと、その存在すら忘れてしまう。〈書物復権〉のような企画は、本との出会いの場を広げる意味で有益だと思う。欲を言えば、初版が比較的最近のものならば、電子書籍の形で出すことも考えて欲しい。(男)