〔2011復刊書目〕 歴史・民俗
初版1986・最終版1991年◆A5判◆486頁◆税込7455円(本体7100円)
ISBN4-00-001657-1
古代の公文書を駆使した緻密な実証的研究によって古代官僚制の実相に迫る。古代の国家と天皇を論じる際に不可欠の書。
『日本人の葬儀』新谷尚紀(紀伊國屋書店)
初版1992・最終版1993年◆四六判◆372頁◆税込3675円(本体3500円)
ISBN978-4-314-00579-1
各地に古来より伝わる葬送儀礼・墓制の歴史的変遷と、その意味するところを詳述。そこから浮かび上がる、日本人の死生観、他界観、民俗的心性とは。
『日本近代史講義』鳥海 靖(東京大学出版会)
初版1988・最終版1995年◆A5判◆368頁◆税込3885円(本体3700円)
ISBN978-4-13-022008-8
幕末における立憲政治論から国会開設運動を経て、さまざまな憲法構想をとり込んでいった明治立憲制の成立過程とその構造的特質を解明する。
初版1986・最終版1992年◆A5判◆400頁◆税込7140円(本体6800円)
ISBN978-4-13-021048-5
激動期に生きた2人の生涯の軌跡と、彼らの理論と理想を追究することを通して、民衆運動と革命的独裁がもたらしたフランス革命の意味を再検討する。
『エリーザベト・ニーチェ ニーチェをナチに売り渡した女』ベン・マッキンタイアー/藤川芳朗訳(白水社)
初版1994・最終版1995年◆四六判◆338頁◆税込5040円(本体4800円)
ISBN978-4-560-08138-9
南米のジャングルに純粋アーリア人の国を建設し、兄ニーチェの著作を改竄してナチのバックボーンを打ち立てた女性の驚くべき生涯に迫る伝記。
『ドイツ民俗紀行(新装版)』坂井洲二(法政大学出版局)
初版1982・最終版1991年◆四六判◆436頁◆税込3675円(本体3500円)
ISBN978-4-588-27635-4
西ドイツ山村での実地の調査・生活体験にもとづき、農村そして一般庶民の暮らしと文化をいきいきと伝える。
『郵便と切手の社会史』星名定雄(法政大学出版局)
初版1990・最終版1990年◆四六判◆320頁◆税込3045円(本体2900円)
ISBN978-4-588-36404-4
イギリスの郵便前史を多彩なエピソードをまじえて概観し、郵便と切手の歩みを技術と人間のドラマとして描く。世界初の切手発行をめぐるコミュニケーション小史。
『歴史を逆なでに読む』カルロ・ギンズブルグ/上村忠男訳(みすず書房)
初版2003・最終版2003年◆四六判◆312頁◆税込3780円(本体3600円)
ISBN978-4-622-07064-1
歴史とフィクション、証拠、他者認識をめぐり、新たな歴史研究の可能性を
指し示す、最新論集。
『地中海世界』フェルナン・ブローデル編/神沢栄三訳(みすず書房)
初版2000・最終版2003年◆四六判◆388頁◆税込4410円(本体4200円)
ISBN978-4-622-03384-4
三つの文明が交差し展開する数千年を、現在と過去の自在な往還によって語る新史学テーマ別論集。
『菅江真澄の旅と日記』内田武志(未來社)
初版1970・最終版1996年◆B6判◆292頁◆税込2940円(本体2800円)
ISBN978-4-624-11024-6
天明三年生地三河を発ち、秋田の地に没するまでの46年間に厖大な日記・随筆・記録・スケッチを残した謎の大旅行家・菅江真澄の足跡をさぐり、菅江真澄の全貌を明かした待望の書。