第4位『八朔の雪』髙田郁
(角川春樹事務所/579円)
ぴりから鰹田麩にとろとろ茶碗蒸し。読んでる先から生唾がぁ・・。時代小説に求める三要素のひとつ、読み手の想像が膨らんでいく「料理」を軸に主人公澪を取り巻くあったかい人々と、悪辣な妨害にも立ち向かう澪が出合っていくさまざまな縁。それらが心地よい後味を残します。私の大好きな「池波作品の料理」に次ぐかもしれない、「おいしそう」がつまった作品です。
〔本町店・中山文子〕
(角川春樹事務所/579円)
ぴりから鰹田麩にとろとろ茶碗蒸し。読んでる先から生唾がぁ・・。時代小説に求める三要素のひとつ、読み手の想像が膨らんでいく「料理」を軸に主人公澪を取り巻くあったかい人々と、悪辣な妨害にも立ち向かう澪が出合っていくさまざまな縁。それらが心地よい後味を残します。私の大好きな「池波作品の料理」に次ぐかもしれない、「おいしそう」がつまった作品です。
〔本町店・中山文子〕