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プロの読み手による書評ブログ

総合ランキング途中経過 他

とうとう4月も下旬です!

以前から予告していた途中経過を、

ここに発表致します!

■ワールド文学カップ世界ランキング集計方法

参加している作品の売上冊数を文庫本1冊=1ポイント、単行本1冊=3ポイントとしてそれぞれの所属チームの得点を集計し、世界ランキングを決定致します。 ランキングは毎週、一週間の売上を集計して「今週のランキング」として発表(「往年の名選手たち」「日本文学代表選抜会」は別枠にて発表)。会期通算のランキングは、途中経過を4月下旬に、会期終了の5月17日以降に最終的なランキングを発表する予定です。

と思っていたものの、

今までのランキングをただ集計しても味気ないことは間違いない。

ということで今回の発表では週間ランキングとは趣向を変えて、

集計期間中ポイントを稼ぐことが出来なかった、

つまり売れていない国のランキングを公表致します!

今こそ注目!

売れていない国ランキング

集計期間:4/1~4/25

【ワールド文学カップ】

第1位 6pt 1930年代スペイン

第2位 7pt 芸術と頽廃の国オランダ

第3位 12pt 劇場としてのドイツ

サッカーではあれほどの勢いを見せるスペインが、何と売上ランキング最下位に! ヘミングウェイとキャパとリャマサーレスの三人のみが所属という、恐ろしいまでに偏ったラインナップが原因なのでしょうか。なかでもリャマサーレスの『狼たちの月』は一冊も売れていない! 円城塔さんがセンターフォワードに、国書刊行会樽本さんが左サイドバックに起用しているというのに、これでは申し訳が立ちません。第2位のオランダもサッカーでは「オレンジ軍団」の愛称を持つ常勝国。1位のスペインも同様ですが、この二国は幅の狭い棚、言わば「死のグループ」に属しています。オランダにはマキューアンやカミュといった強力な外国人助っ人選手も所属しているのですが、肝心のオランダ人作家の不在が痛手になっているのかもしれません。第3位は複数エントリーしているドイツの中でも、特に古典が多いラインナップ。ご来場される方のほとんどが既に読んでいる可能性もありますが、ゲルマン魂を見せて欲しいところです。

当たり前ですが、自分の好きな本は既に読んでいるからこそ好きになれるもの。この集計方式ではどうしても未読率の高い本が上位にのぼり、逆に有名な古典作品など既に多くの人の手に取られている本は、どれほどの名著でも下位に留まらざるを得ません。そこで、こんなものをご用意致しました。

じゃあーん。

その名も「ワールド文学カップ 特別観覧ご招待券」!!

裏返すと…。

じゃじゃあーん。

あなたの応援する国や作品への、

コメントを寄せるスペースとなっています!!

お書き頂いたコメントは会場内の掲示板に貼りつけます!

既に貼られている推薦コメントには、著名人の方々の名前がちらほら。

(※一般のお客様は個人情報をお書きにならないようお願い致します)

このチラシは会場入口付近、

「お客様ノート」の真横に常置しています。

用紙投函口に、ぽいっと投げ入れて頂ければ、

順次貼りつけさせて頂きます。

あなたの大好きな本、

多くの方に手に取ってもらいたい本を、

どしどしご投函下さいませ。

熱い推薦、お待ちしております!