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ジンピクフェア ~後半戦~ 第1週経過!

 こんばんは。ピクウィック・クラブです。

 ただ今好評開催中の人文書宣言×ピクウィック・クラブ合同フェア『小説と思考の繋留――〝気づき〟の先を想像する』……通称ジンピク。前半のランキングを出したのも束の間、ようよう後半戦第一週を終えました。連日多くの方にご来店いただき、ありがたく存じます。よき本との出会いはありましたでしょうか?

 登場作家紹介も残すところあと5人。今回はうち2人の著作、キーワードと選書の一部を紹介させていただきます。

第四回 作家紹介

オスカー・ワイルド(1854-1900)

>>>著作より

  オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』福田恒存(訳)新潮社

  オスカー・ワイルド『院曲サロメ』日夏耿之介(訳)沖積舎

  オスカー・ワイルド『オスカー・ワイルドのコント集―白鳥の歌』ギョ・ド セ(編)堀江珠喜(訳)アートダイジェスト

>>>キーワード〝ヴィクトリアン〟より

  松岡光治『ギャスケルで読むヴィクトリア朝前半の社会と文化』渓水社

  小林章夫『エロティックな大英帝国-紳士アシュビーの秘密の生涯』平凡社

>>>キーワード〝ゲイ〟より

  ジェームズ・ボルドウィン『ジョヴァンニの部屋』大橋吉之輔(訳)白水社

  ジャン・ジュネ『ブレストの乱暴者』澁澤龍彦(訳)河出書房新社

>>>キーワード〝ダンディズム〟より

  中野香織『ダンディズムの系譜-男が憧れた男たち』新潮社

  『グレート・スモーカー-歴史を変えた愛煙家たち』祥伝社(編)

>>>キーワード〝美学〟より

  中井英夫『中井英夫全集〈7〉香りの時間』東京創元社

  ケネス・クラーク『ゴシック・リヴァイヴァル』近藤存志(訳)白水社

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ジョン・マックスウェル・クッツェー(1940-)

>>>著作より

  J.M.クッツェー『恥辱』鴻巣友季子(訳)早川書房

  J.M.クッツェー『マイケル・K』くぼたのぞみ(訳)筑摩書房

  J.M.クッツェー『動物のいのち』森祐希子、尾関周二(訳)大月書店

>>>キーワード〝自己〟より

  グギ・ワ・ジオンゴ『精神の非植民地化-アフリカ文学における言語の政治学』宮本正興(訳)第三書館

  アモス・オズ『わたしたちが正しい場所に花は咲かない』村田靖子(訳)大月書店

>>>キーワード〝乖離〟より

  E.M.フォースター『アレクサンドリア』中野康司(訳)筑摩書房

  ジョーゼフ・コンラッド『闇の奥』中野好夫(訳)岩波書店

>>>キーワード〝暴力の侵入〟より

  ドリス・レッシング『アフガニスタンの風』加地永都子(訳)晶文社

  飯塚真紀『9・11の標的をつくった男 天才と差別-建築家ミノル・ヤマサキの生涯』講談社

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今回の更新でジンピクをはじめて知ったという方もまだ遅くはありません。どんなフェアなのかはこれまでのブログ記事をご覧いただくとして、ジンピクは紀伊國屋書店新宿本店5階人文書売り場のエレベーター横フェア台にて展開しております。

また新宿に来られない方もいるかと思います。上記書籍のリンク先がKinokuniyaBookwebとなっていますので、こちらもご利用いただければ幸いです。

さらに、ピクウィック・クラブのtwitter公式アカウントにて、ジンピクをはじめとするフェア情報、また文学その他の気になる情報をつぶやいています。当ブログの右上にありますバナーよりお尋ねください。お気に召しましたらフォロー等ご自由に。

ジンピクもそろそろ終わりが見えてきたところ、ここからがラストスパートです!

ご来店の際は是非お立ち寄りください。お待ち申し上げております。