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『日本語の年輪』大野晋(新潮文庫)

日本語の年輪
大野晋

法学部・男性

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日本語の年輪

1.この本との出会いはいつですか?

浪人時代。予備校講師に薦められて。

2.どんな内容の本ですか?

それぞれの語の歴史や文化的背景を述べています。巻末では、「ひとつひとつの言葉の生まれて死んでいったところ」として日本語全体の歴史が述べられています。

3.この本のどういうところが好きですか?
(抽象的にでも具体的にでもいいです)

言葉が人間を作り、人間が言葉を作っていく。そんな言葉と人間が持つ力を実感できる本です。同時に、考え方や思想など日本人のあり方が浮き彫りにされていて、より深く日本人を理解でき、日本人を好きになれます(少なくとも僕は)。

4.この本からどのような影響を受けましたか?

分を見つめ直すことができました。日本人を理解するだけでなく、自分を理解するのにすごく役立ったと思います。