『竜馬がゆく』司馬遼太郎(文春文庫)
竜馬がゆく
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1.この本との出会いはいつですか?
たしか中1のとき。無性に本が読みたくなって、父に「面白い本を教えて」とせがんだところ引っ張り出してきてくれた歴史小説類の中にありました。
2.どんな内容の本ですか?
坂本竜馬に焦点をあてて、幕末から明治維新にかけての日本が描かれています。
作者は実存した坂本龍馬と区別するために竜馬という表記を用いたそうで、多分に脚色が入っていますが、その分読みやすくなっていると思います。
3.この本のどういうところが好きですか?
(抽象的にでも具体的にでもいいです)
ストーリーに沿って、明にも暗にも作者の史観・人物評が加えられている点です。とくに主要な登場人物の人柄・人間模様は詳しく描かれているため、当時の“空気”のようなものにふれられたような感覚を味わえます。
4.この本からどのような影響を受けましたか?
上に書いたように、登場人物の人柄がしっかりと描かれているため、この本は私にとって新しい人物との出会いの場であり新しい価値観との接点でした。そこでふれた考え方は、私の行動指針の一部にもなっていると思います。