[劇評家の作業日誌](6) このところ島尾敏雄の『死の棘』に取り憑かれている。正確にいえば、わたしの思考にこの「棘」が突き刺さってきて、その周辺にいろいろなものが掻き集められてきてしまうのである。 『「死の棘」日記』が刊行されたのは今年の三月…
→紀伊國屋書店で購入 本書評は、早瀬晋三著『歴史空間としての海域を歩く』または『未来と対話する歴史』(ともに法政大学出版局、2008年)に所収されています。 序文で、高橋哲哉は1945年1月1日の日記を引用し、「日本国民は、今、初めて「戦争」を経験して…
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