2007-08-28から1日間の記事一覧
→紀伊國屋書店で購入 「いい子はたいへん」 主人公が、「そこそこの関係」をつづけてきた「女ともだちのマンション・ルームにたどり着いたのだった」との冒頭の、その筆の矛先は「女ともだち」との「関係」へは向かわず、くるりとまわれ右して「家」へと戻る…
→紀伊國屋書店で購入 本書評は、早瀬晋三著『歴史空間としての海域を歩く』または『未来と対話する歴史』(ともに法政大学出版局、2008年)に所収されています。 帯に「最後の殿様博物学者によるフィリピン探検記 60年ぶりに復刊!!貴重図版多数!!」とある。…
→紀伊國屋書店で購入 人文学が輝いた栄光の刹那をそっくり伝える聖愚著 『老愚者考』のグッゲンビュール=クレイグが神話をめぐる日常的エピソードをスイスのローカルな話からとるのが珍しく、面白かったのだが、要するにスイスの心理療法家だし、チューリッ…