2007-12-31から1日間の記事一覧
→紀伊國屋書店で購入 リュシアン・ルバテの『ふたつの旗』と『残骸』は、フランス文学史から抹殺された対独協力(コラボ)作家の作品を翻訳した「1945:もうひとつのフランス」というシリーズから刊行されたが、本書は同シリーズの別巻としてまとめられた本…
→紀伊國屋書店で購入 第二次大戦勃発前後の二年間のフランスを極右の立場から描いた年代記である。執筆したのは極右雑誌「ジュ・スィ・パルトゥ」の編集幹部であり、二十世紀文学の至宝というべき『ふたつの旗』を書いたリュシアン・ルバテである。 フランス…
→『ふたつの旗〈上〉』を購入 →『ふたつの旗〈下〉』を購入 『ふたつの旗』という作品もリュシアン・ルバテという作家も日本ではほとんど知られていないが、これはフランス最高の教養人によって書かれた至高の恋愛小説である。 知られていないのには理由があ…
→紀伊國屋書店で購入 「まばたきで綴られた精神の自由」 表題のごとく、重く狭苦しい潜水服と化した自分の身体に閉じ込められたまま、一言も発することができない著者は、左目のまばたきだけで言葉を綴りつづけた。意識は鮮明なまま、まったく身動きできない…
→紀伊國屋書店で購入 「高学歴ワーキングプアはまだ眠っている」 高学歴ワーキングプアとは、博士などの高学歴をもちながらも、大学職員になれず、フリーターなどの非正規雇用で生活費を稼ぐ者たちのことを指す。貯金はなく、将来の展望も描けないから、結婚…