2010-05-29から1日間の記事一覧
→紀伊國屋書店で購入 オックスフォード大学出版局から出ている「科学の肖像」という科学者の伝記シリーズの一冊である。共著者のオーウェン・ギンガリッチはコペルニクスの権威であり、書誌学の怪物的達成というべき『誰も読まなかったコペルニクス』の著者…
→紀伊國屋書店で購入 地動説=太陽中心説をとなえ、科学革命の端緒となったコペルニクスの主著が岩波文庫のリクエスト再刊で書店にまたならぶようになった。みすず書房からは高橋憲一訳が出ているが、こちらは絶版である。紙の本で手にはいるのは今回が最後…
→紀伊國屋書店で購入 「高額な葬式代を出したくない人のための実用書」 生命保険に加入した。妻子がいる身としては、当然のこととして受け入れた。生命保険のビジネスモデルとはどういうものなのかと真剣に考え始めたのは加入してからだ。 保険の営業マンは…
→紀伊國屋書店で購入 「孤独死と自殺の現場処理をするという仕事がある。」 ご縁があって、孤独死現場となった部屋の特殊清掃をすることを生業とする社長と立て続けに出会った。1人は女性。1人は男性の社長である。 おもしろそうな仕事だと思い、現場を見…
→紀伊國屋書店で購入 「西風は東風を圧倒する。東京の情報消費文化は張子の虎だ。」 この書評ブログでは度々、帯の宣伝文に偽りあり、と文句をつけてきた。だが本書の帯に関しては、短い文章で本書の内容が紹介されていて見事である。赤い帯に白抜きの横書き…
→紀伊國屋書店で購入 すでにこのブログで紹介した『クラシックでわかる世界史』や『新編 音楽家の社会史』の著者である西原稔による新刊『ピアノ大陸ヨーロッパ』がおもしろい。西原は18、19世紀を対象とする音楽社会史や音楽思想史の専門家だ。本書も19世紀…