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プロの読み手による書評ブログ

Be my Valentine. 海外マガジンで海の向こうのバレンタインを学ぶ!

隔月刊「PAPER WORKS」(アメリカ)
隔月刊「MARY ENGELBREIT'S COMPANION」(アメリカ)
月刊「ESQUIRE US EDITION」(アメリカ)

 2月です。今月は、乙女の年間行事バレンタインデーがあります。そわそわうきうき浮き足立っていらっしゃるのではありませんか? 私は完全に浮き足立っています。もはや、このことしか考えられないので今月はバレンタインのお話をしたいと思います。

 血が沸いていると言っても過言ではないのですが、取り立てて「殿方に、愛を告白してやろう!」とか、そういった色恋沙汰の激戦地に身を置くような類の予定は、ありません。まったくありませんけれど、参戦する意欲だけは満々です。

 個人的な話で恐縮ですが、私は手作りを旨としています。去年はたまたま市販のチョコレートにしてみたところ、例年よりもウケが悪かったと記憶しています。やはり手作り推奨です。手作りには、夢やハートフルな印象があるのではないでしょうか。ええ。もちろん、チョコレートを渡すのはあまりにも今更感が漂うとお考えの方もいらっしゃるとは思いますが、お祭りというものは、加わってみると存外楽しいものなのです。

 「手作り効果」がうっすらわかったところで、海外式にバレンタインカードを贈る算段などは如何でしょうか? バレンタイン然としたファンシーなカードから、個性重視のシックなデザインやビンテージ・ルック、ポップなカードまで様々な手作りバレンタインカードのアイデアをご紹介できます。さらに海外式にすべく、殿方からご婦人へプレゼントを贈るというのも一興かと。男性社員への極々小規模なアンケートによると、書店員らしく本を贈りたいとの意見が主流でしたが、アメリカの雑誌「ESQUIRE US EDITION」は、ひらひらランジェリーが良いと声高に主張しています。他国の文化を取り入れる試みということで、勇気と状況が許せばぜひ。眺めるだけでも、眼福な特集です。

 さて、私の王子様はチョコがあまりお好みでないようなので、代わりに素敵な口説き文句を練ります。来月のお返しが、心底楽しみですね!! では、心愉しいバレンタインを。

【雑誌部・麻】