新宿南店仕入だより~6月(『フラット化する世界』ほか)
【登場する新刊】----------------------------------------
●『フラット化する世界』上下巻 (T・L・フリ-ドマン、日本経済新聞社)
●『人類が知っていることすべての短い歴史』(B・ブライソン、NHK出版)
●『ニャ夢ウェイ』(松尾スズキ&河井克夫、ロッキング・オン)
●『猫本』(こなみかなた、萩尾望都、諸星大二郎ほか、講談社)
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5月25日(木)
『フラット化する世界』が大量入荷。世界的ベストセラー『レクサスとオリーブの木』のトーマス・フリードマンが描く最新作の翻訳がついに発売へ。6月上旬には、『第三の波』『パワーシフト』に続く、アルヴィン・トフラー15年ぶりの大作『富の未来』上下巻も発売される。いずれも上下巻の大作ではあるが、壮大なスケールで世界の変化を描いた本格派。仕入としても思わず力が入る大型新刊だ。
6月 6日(火)
『人類が知っていることすべての短い歴史』が、新聞書評で取り上げられ大爆発。3,150円の重厚な本にも関わらず、新宿南店ではついに実売100冊達成! 発売後から売行きは好調で、担当者Yさんと書評を楽しみに待っていた1冊。100冊販売をともに喜ぶ。この本の編集者も早い段階で売場を来訪。最近は出版社の営業担当者はもとより、作り手の担当編集者も直接、書店にアプローチしてくる時代に。文芸売場では「○○さんが編集者だから売れる、売りたい」という声もあるほど。出版社、売場担当者、仕入の連携で「1冊の本」を売り伸ばす理想の形が心地よい。
6月 9日(金)
朝のトラック便で『猫村さん2』の追加が入荷。早くも実売500冊に迫る勢いで売れまくる待望の第2巻。タイミング良く、ほかにも「猫」のコミックの売れ筋が目立つ。『ニャ夢ウェイ』『猫本』など、コミック売場はもとより、文芸売場でも大展開中だ。
【新宿南店仕入担当・二宮】