〔2012復刊書目〕 オンデマンド書目
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『将軍権力の創出』朝尾直弘(岩波書店)
初版1994・最終版1995年◆A5判◆384頁◆税込9450円(本体9000円)ISBN978-4-00-730015-8
幕藩制国家権力の中核をなす「将軍権力」はいかに形成されたか。「幕藩制と天皇」「将軍政治の権力構造」「鎖国制の成立」など主要論文の一大集成。
初版2003・最終版2004年◆四六判◆430頁◆税込6300円(本体6000円)
ISBN978-4-00-730016-5
日本が経験した2つの経済システム「明治大正経済システム」と「高度成長期経済システム」を比較・検討し、システム改革と日本経済の将来像を示す。
『人間的な合理性の哲学』伊藤邦武(勁草書房)
初版1997・最終版1997年◆四六判◆384頁◆税込5670円(本体5400円)ISBN978-4-326-98065-9
現代の合理的意思決定理論の基礎にある哲学的洞察や論理的工夫とはどんなものだろうか。パスカル以来の歴史的展開と現在の論争点という二つの視点から整理する。
初版1979・最終版1983年◆四六判◆411頁◆税込7350円(本体7000円)
ISBN978-4-560-03306-7
「オイディプース王」「オルフェ」「声」「円卓の騎士」「エッフェル塔の花婿花嫁」「怖るべき親たち」「バッカス」収録。《芸術的軽業師》の詩的幻想。
初版1956・最終版1981年◆四六判◆510頁◆税込7875円(本体7500円)
ISBN978-4-560-03303-6
「野鴨」「人形の家」「建築師ソルネス」「幽霊」「小さいエヨルフ」「ヘッダ・ガブラー」収録。近代演劇運動の起点となったイプセンの真価を知る好個の一巻。
『十八世紀社会主義』アンドレ・リシュタンベルジェ/野沢協訳・解説(法政大学出版局)
初版1981・最終版1981年◆A5判◆774頁◆税込21000円(本体20000円)ISBN978-4-588-92058-5
フランス大革命前の作品群から発掘蒐集し考察した〈十八世紀思想史〉の辞書的基本文献。社会主義の思想的源流と原初的パトスを浮彫りにする。
初版1971・最終版1982年◆四六判◆309頁◆税込6300円(本体6000円)
ISBN978-4-588-92060-8
日本祖語を基層に持ちつつ琉球方言はいかに変化してきたか。古代から現在に至るその変遷を辿りつつ、沖縄の社会的変動をもあとづける。
『国立公園成立史の研究 開発と自然保護の確執を中心に』村串仁三郎(法政大学出版局)
初版2005・最終版2005年◆A5判◆428頁◆税込8925円(本体8500円)ISBN978-4-588-92062-2
国立公園の思想、設置構想をめぐる論争を経て、昭和6年、国立公園法が成立。主要国立公園の設立経緯や問題を環境経済学的視点から考察する。
『外から見た〈日本文化〉』星野勉 編(法政大学出版局)
初版2008・最終版2008年◆A5判◆190頁◆税込3150円(本体3000円)ISBN978-4-588-92059-2
幕末・明治以来の「外からの眼差し」とアニメ・ゲーム等に見られる国家枠組みの越境現象を通して〈日本文化〉を相対化する「国際日本学」の試み。
初版1975・最終版1983年◆四六判◆328頁◆税込6300円(本体6000円)
ISBN978-4-588-92061-5
未発表の初期詩篇から遺著『鮪に鰯』にいたる作品の軌跡を生活の軌跡と照らし合わせつつ、〈物への愛〉にみちた貘の詩的表現等の源泉をさぐる。
『マックス・ウェーバー基礎研究序説』折原浩(未來社)
初版1988・最終版1988年◆A5判◆340頁◆税込5460円(本体5200円)ISBN978-4-624-99031-2
マリアンネ・ウェーバーとウィンケルマンの遺稿編集における問題性を指摘し、ウェーバー比較宗教社会学体系の本来の姿を明らかにする。
『沖縄池間島民俗誌』野口武徳(未來社)
初版1972・最終版1984年◆A5判◆398頁◆税込6090円(本体5800円)ISBN978-4-624-99030-5
本書は沖縄宮古島の西北端に位置する池間島の自然、社会、島民の生活を描きつくす貴重な民俗誌。収録写真80枚、口絵写真16頁。
『きじや』杉本寿(未來社)
初版1984・最終版1984年◆A5判◆250頁◆税込4725円(本体4500円)ISBN978-4-624-99029-9
日本の脊稜山脈に居を定め移動を事とした轆轤師が数世紀にわたって構成した聚落は一万に及ぶという。山村の創造に光をあてた古典的基本文献。
『一つの日本文化論 柳田國男に関連して』有賀喜左衛門(未來社)
初版1981・最終版1981年◆四六判◆254頁◆税込3675円(本体3500円)ISBN978-4-624-99032-9
わが国の実証社会学に不滅の業績を残し、同族理論を展開した著者が、民具論、仏教論、親族呼称などの、晩年に書き残したいくつかの文化論を集める。