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プロの読み手による書評ブログ

〔2014復刊書目〕 心理・教育

精神分析の方法 Ⅰ』W.R.ビオン/福本修訳(法政大学出版局

初版1999・最終版2008年◆四六判◆326頁◆税込4,104円(本体3,800円)

ISBN 978-4-588-02199-2


フロイト以後の精神分析の理論的総括を試みたビオンの代表的著作を集成。本巻は、「経験から学ぶこと」「精神分析の要素」の二部からなる。訳者による解題を付す。


精神分析の方法 Ⅱ』W.R.ビオン/福本修、平井正三訳(法政大学出版局

初版2002・最終版2002年◆四六判◆390頁◆税込4,320円(本体4,000円)

ISBN 978-4-588-02200-5


本巻は、「変形」「注意と解釈」の二部からなり、今日の精神分析の臨床とメタ心理学研究に明確な指針とパースペクティブを提供する。巻末にⅠ・Ⅱ巻の索引を付す。


『解決志向の言語学』S.ド・シェイザー/長谷川啓三監訳(法政大学出版局

初版2000・最終版2005年◆四六判◆420頁◆税込4,968円(本体4,600円)

ISBN 978-4-588-02204-0


心理療法理論を哲学と心理学の概念から説き、問題〈解決〉のための具体的な治療(会話)を展開。言葉の魔術的な力が明らかにされ我々を最先端の心理療法へと導く。


『近代日本における読書と社会教育』山梨あや(法政大学出版局

初版2011・最終版2011年◆A5変型◆374頁◆税込6,156円(本体5,700円)

ISBN 978-4-588-68605-4


わが国において読書が普及し始める1900年代から大衆化する1960年代までを対象とし、読書行為の普及を近代日本教育史の視点から跡づける。