第6位 『生物と無生物のあいだ』 福岡伸一
(講談社/税込777円)
今年また面白い新書と出逢えた!巧みで美しい文章はスリルと刺激に満ち溢れ、さながらミステリーを読んでいるかのよう。クリックとワトソンという20世紀最大の発見に隠された疑惑、DNA解読の神秘…ジグソーパズルの1ピースにたとえられる生命の謎。どこを切り取っても欲望が揺さぶられる好奇心が溢れ出す一冊!!読み始めたら止まらない面白さです。
〔本町店・高澤敦子〕
かつて新書とは、最良の知性が、最新の問題を、最適にわか~りやすく読み解いてくれるものでした。本書はその「王道」復活であり、しかも!最上の小説級のストーリーテラーぶり。こんなに文章が巧くて芸達者で、福岡先生、学者が勤まるの?!モー余計な心配をするほど、サイコーですっ!!
〔営業企画部・佐藤高廣〕
「生命を構成するタンパク質は作られる際から壊される」理解していたつもりだったが、改めて事の大きさに驚き圧倒された。凄まじい勢いで入れ変わりつづける「生命」とは何か?定義することはできても永遠に答えをつかまえることはできないと思った。
〔松山店・永井花英〕