ピクベス!2010 番外編
「ピクベス!2010」ランキング30も発表し終えたところで、今度はゆるーく番外編です。
今回のフェアは二本立て。
ひとつは先日発表させていただいたランキング。
そしてもうひとつが「2010年にピクウィック・クラブを騒がせた本」です。
こちらは既刊あり、絶版ありのフリーダムブックリスト。
絶版本は店頭で手に取っていただくことはできませんが、表紙写真とともに、もちろん担当者のコメントもご用意してあります。
なぜ「騒がせた本」なのかというと、なんとなく「おすすめ!」とか言いたくないからです。変にこだわっていてすいません。
というわけで、今回は「2010年にピクウィック・クラブを騒がせた本」ブックリスト公開です。
『マジック・フォー・ビギナーズ』 ケリー・リンク/柴田元幸 早川書房
『20世紀SF 〈4〉1970年代— 接続された女』 中村融・山岸真編 河出文庫
『生きて、語り伝える』 ガブリエル・ガルシア=マルケス/旦敬介 新潮社
『崩壊』 オラシオ・カステジャーノス・モヤ/寺尾隆吉 現代企画室
『澁澤龍彦ドラコニア・ワールド』 澁澤龍彦・澁澤龍子 集英社新書ヴィジュアル版
『あまりにも騒がしい孤独』 ボフミル・フラバル/石川達夫 松籟社
『ライオンの皮をまとって』 マイケル・オンダーチェ/福間健二 水声社
『昼が夜に負うもの』 ヤスミナ・カドラ/藤本優子 早川書房
『サーカスの息子 上・下』 ジョン・アーヴィング/岸本佐知子 新潮文庫
『あなたまかせのお話』 レーモン・クノー/塩塚秀一郎 国書刊行会
『ボートの三人男』 ジェローム・K・ジェローム/丸谷才一 中公文庫
『アメリカにいる、きみ』 C・N・アディーチェ/くぼたのぞみ 河出書房新社
『ことばのために 大人にはわからない日本文学史』 高橋源一郎 岩波書店
『淑やかな悪夢』 シンシア・アスキス他/倉阪鬼一郎・南條竹則・西崎憲 創元推理文庫
『バートルビー—偶然性について』 ジョルジョ・アガンベン/高桑和巳 月曜社
『蠅の王』 ウィリアム・ゴールディング/平井正穂 新潮文庫
『渚にて―人類最後の日 新版』 ネヴィル・シュート/佐藤龍雄 創元SF文庫
『銀河ヒッチハイク・ガイド』 ダグラス・アダムス/安原和見 河出文庫
『泰平ヨンの航星日記 改訳版』 スタニスワフ・レム/深見弾・大野典宏 ハヤカワ文庫SF
『地獄のコウモリ軍団』 バリー・ハナ/森田義信 新潮社 絶版
『美しい水死人 ラテンアメリカ文学アンソロジー』 ガルシア=マルケス他/木村栄一 福武文庫 絶版
『ブルー・シャンペン』 ジョン・ヴァーリイ/浅倉久志 ハヤカワ文庫 絶版
『ペンネンネンネンネン・ネネムの冒険』 宮沢賢治 金の星社 絶版
『一万一千本の鞭』 ギヨーム・アポリネール/須賀慣 富士見ロマン文庫 絶版
『アルゴールの城にて』 ジュリアン・グラック/安藤元雄 白水Uブックス 絶版