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人文書宣言×ピクウィック合同フェア(通称ジンピク) 第2週経過!

こんにちは。紀伊國屋書店新宿本店5階で絶賛開催中の「ジンピク」こと人文書宣言×ピクウィック合同フェア『小説と思考の繋留――〝気づき〟の先を想像する』ですが、今日は作家紹介の第二回として、J.G.バラード阿部和重を紹介させていただきます。

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ジェームス・グレーアム・バラード(1930-2009)

現代文学とSFの融合であるニューウェーヴSFを60~70年代にかけて牽引した重要作家であり、現代社会の裏面をなす衝撃的ヴィジョンを描き続けた現代の預言者です。

今回はこの作家にまつわる5つのキーワードを設定しました。

>>>バラードの著作

  J.G.バラード「千年紀の民」東京創元社

  J.G.バラード「クラッシュ」東京創元社

  J.G.バラード「終着の浜辺」東京創元社

>>>キーワード〝ニューウェーヴSF〟より

  サミュエル・R.ディレイニーほか 若島正編「ベータ2のバラッド」国書刊行会

  ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアほか 中村融編「20世紀SF〈4〉1970年代―接続された女」河出書房新社

>>>キーワード〝現在の中の「未来」〟より

  スティーヴ・エリクソン「エクスタシーの湖」筑摩書房

  ラリイ・マキャフリイ「アヴァン・ポップ」北星道書店

  サイモン・レイノルズ「ポストパンク・ジェネレーション」シンコーミュージック・エンタテイメント

>>>キーワード〝都市と事故〟より

  飯島洋一「建築と破壊」青土社

  ポール・ヴィリリオ「アクシデント 事故と文明」青土社

>>>キーワード〝メディア化する世界〟

  ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術」晶文社

  ギー・ドゥボール「スペクタクルの社会」筑摩書房

>>>キーワード〝終末とユートピア

  柴田陽弘編著「ユートピアの文学世界」應義塾大学出版会

  山本直樹「世界最後の日々」イースト・プレス

阿部和重 (1968-)

現代の日本文学を代表する作家の一人です。90年代・ゼロ年代日本のもっとも先端的な部分を書き続け、現在は山形県神町」を舞台とした「神町サーガ」に連なる作品を次々と生み出しています。

この作家に関しては4つのキーワードを設定しました。

>>>阿部和重の著作より

  阿部和重「ピストルズ」講談社

  阿部和重「シンセミア 1」朝日新聞社

  阿部和重「グランド・フィナーレ」講談社

>>>キーワード〝映画としての世界〟より

  平倉圭「ゴダール的方法」インスクリプト

  黒沢清「黒沢清、21世紀の映画を語る」boid

>>>キーワード〝サーガという方法〟より

  J.D.サリンジャー「ナイン・ストーリーズ」新潮社

  エレアザール・モイセヴィーチ・メレチンスキー「神話の詩学」水声社

>>>キーワード〝少女とキャラクター〟より

  伊藤剛「テヅカ・イズ・デッド」NTT出版

  ウラジーミル・ナボコフ「ロリータ」新潮社

>>>キーワード〝笑いと不条理〟より

  須田泰成「モンティ・パイソン大全」洋泉社

  榎本俊二「ムーたち 1」講談社

以上、「ジンピク」の中でバラード阿部和重の棚に並んでいる商品のごく一部を紹介させていただきました。この他にも様々なジャンルから寄せ集められた関連書がひしめいておりますので、ぜひ店頭でご覧になってみてください!