『医者が末期がん患者になってわかったこと ある脳外科医が脳腫瘍と闘った壮絶な日々』岩田隆信(中経出版)
医者が末期がん患者になってわかったこと
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1.この本との出会いはいつですか?
『いい本だから読んでみて』と、私が中学生の頃に母が渡してくれた本です。
その事を忘れてしまい、長い間読まずにいたのですが、医学部生になった折にふと思い出して読んでみました。
2.どんな内容の本ですか?
一流の名医として、最先端の現場で脳腫瘍と戦ってきた脳外科医。しかしある日、今度は自身が不治の悪性脳腫瘍に侵されてしまいます。その壮絶な闘病生活を綴ったエッセイです。
3.この本のどういうところが好きですか?
(抽象的にでも具体的にでもいいです)
医師が患者の立場になって始めて分かる苦しみがあります。もちろん医師は患者に寄り添う努力をしていますが、限界はあるもの。この本は、今まで医師の想像の及ばなかった患者の苦しみについて教えてくれます。
4.この本からどのような影響を受けましたか?
不治の病に侵されると、身近で小さな幸せを喜ぶ生き方へと切り替えを迫られます。その時、今まで見過ごして来た幸せに気付かされる事があります。この本を読んで、幸せは日常の至る所に転がっているのだ、と改めて感じました。