書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

プロの読み手による書評ブログ

2006-02-14から1日間の記事一覧

『Trois jours chez ma mère』François Weyergans(Grasset)

→紀伊國屋書店で購入 Ce roman tant attendu de François Weyergans est enfin paru chez Grasset ; il a par ailleurs remporté le prix Goncourt.Dans Trois jours chez ma mère, François Weyergans écrit l’histoire de François Weyergraf qui tente d’…

新宿南店仕入だより~2月(奥田英朗『ガール』ほか)

→紀伊國屋書店で購入 【登場する新刊】 ●『 " target="_blank" >ガール』(奥田英朗、講談社) ●『銀齢の果て』(筒井康隆、新潮社) ●『 " target="_blank" >クロ-ズド・ノ-ト』(雫井脩介、角川書店) ●『きいろいゾウ』(西加奈子、小学館、3月刊行予定…

『空間の生産』アンリ・ルフェーブル著、斎藤日出治訳(青木書店)

→紀伊國屋書店で購入 本書評は、早瀬晋三著『歴史空間としての海域を歩く』または『未来と対話する歴史』(ともに法政大学出版局、2008年)に所収されています。 2005年11月10日、国営テレビ局フランス2に出演したサルコジ内相は、暴動に参加した移民出身の…

POP工房『ジェノサイドの丘―ルワンダ虐殺の隠された真実』上巻(P.ゴーレイヴィッチ、WAVE出版)

→紀伊國屋書店で購入 昨年のアカデミー賞でも高い評価を得た映画「ホテル・ルワンダ」。が、アフリカものは、日本ではなかなか受け入れられないetcということで、公開は未定…署名活動などの動きにより、この度、よーやく公開される運びとなった。この映画の…

POP工房『LOVE』(古川日出男、祥伝社)

→紀伊國屋書店で購入 登場人物たちが(猫たちが) 様々なエピソードが 出会ったり出会わなかったりすれ違ったり 流れるように進んでいく物語の中で 繰返し立ち上がってくる既視感のような風景 目を凝らして 耳を澄まして 気配感じて リズムをとって 頭と身体…

POP工房『犬はどこだ』(米沢穂信、東京創元社)

品がイイ! センスがイイ! とぼけた味わいがイイ! それでこのラスト! 今、米澤穂信ちょっとイイ! 【新宿本店・平野千恵子作店頭POPより】 →紀伊國屋書店で購入

POP工房『ナラタージュ』(島本理生、角川書店)

→紀伊國屋書店で購入 「恋の終わりには理由がいる」そんなとある舞台の台詞を思い出しました。 結ばれぬ理由なんて何もありはしなかったのに 一度でも叶えられたならいつか色褪せることもあっただろうに 終わらなかった恋だからきっとずっと忘れられない ふ…