2008-08-31から1日間の記事一覧
→紀伊國屋書店で購入 『生と死の自然史』の続篇である。進化史と人間の健康の両方をおさえているのは前著と同じだが、両方の鍵となるミトコンドリアに話を絞っているのでまとまりがいい。また書き方が弁証法的というか、ドラマチックであり、劇作家はだしで…
→紀伊國屋書店で購入 『恐竜はなぜ鳥に進化したのか』に『酸素』という題名でたびたび言及されていた本である。原題は "Oxygen" だが、すでに邦訳が出ていたのだから邦題を示すべきだったろう。 著者のニック・レーンはミトコンドリア研究の第一人者だそうだ…
→紀伊國屋書店で購入 空を飛ぶのは酸素を大量に消費する激しい運動だが、鳥は空気の薄い高空でも難なくやってのける。そんなことが可能なのは、鳥には気嚢システムというきわめて効率のいい呼吸器官があるからだ。 鳥だけでなく、鳥の先祖にあたる恐龍も気嚢…