書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

プロの読み手による書評ブログ

〔2014復刊書目〕 社会

『テレビは戦争をどう描いてきたか 映像と記憶のアーカイブス』桜井均(岩波書店

初版2005・最終版2005年◆四六判◆486頁◆税込4,536円(本体4,200円)

ISBN4-00-024015-3


テレビはいかにして過去の声をモノローグからポリフォニーへと変えてきたか。現役プロデューサーが半世紀の番組を総覧したドキュメンタリー論。


『人種差別』A.メンミ/菊地昌実、白井成雄訳(法政大学出版局

初版1996・最終版1997年◆四六判◆234頁◆税込2,808円(本体2,600円)

ISBN978-4-588-02181-7


被植民者、ユダヤ人、北アフリカ出身者という三重に屈折した人種差別を受けてきた個人的体験に密着し、現代社会における支配と隷属、抑圧と差別のメカニズムを抉る。