第4位『流跡』朝吹真理子
(新潮社/1,365円)
自意識のえぐみがない水のような文体を豊穣な言葉が流れ、時も空間もさまざまなイメージが翻る。物語のための言葉を携えて生まれてきた新人。デビュー作からこんなものを書いて、どんなところへ行くのだろうと畏怖と期待を持って読んだ。この作家の流れる跡をずっと追ってゆきたい。
〔新宿本店・今井麻夕美〕
(新潮社/1,365円)
自意識のえぐみがない水のような文体を豊穣な言葉が流れ、時も空間もさまざまなイメージが翻る。物語のための言葉を携えて生まれてきた新人。デビュー作からこんなものを書いて、どんなところへ行くのだろうと畏怖と期待を持って読んだ。この作家の流れる跡をずっと追ってゆきたい。
〔新宿本店・今井麻夕美〕