『文鳥・夢十夜・永日小品』夏目漱石(角川文庫クラシックス)
文鳥・夢十夜・永日小品
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1.この本との出会いはいつですか?
去年の秋
『永日小品』の中の一つ「モナリサ」という作品にふれる機会があって、興味を持ったので買ってみました。
2.どんな内容の本ですか?
夏目漱石の作品が複数おさめられています。
『永日小品』は短篇集です。いわゆる綺譚集と考えてもらえばいいと思います。一作品、10分もあれば読めます。
『夢十夜』も短篇集です。その名の通り十通りの夢の話です。物語ごとに世界観が全く違っておもしろいです。教科書にも採用されているとか。
3.この本のどういうところが好きですか?
(抽象的にでも具体的にでもいいです)
文章がきれいだから好きです。漱石の長編の代表作はいくつか読んでいましたが、この作品はそういったものとは少し異質で面白いと思います。
永日小品は「暖かい夢」が一番好きです。ちなみに初版の装丁がきれいで好きです。
4.この本からどのような影響を受けましたか?
以前は短篇集を好んで読まなかったのですが、これを読んで以来、短い文章で一気に作品の世界に引き込む魅力を知りました。