『数学的にありえない』アダムファウファー(文春文庫)
数学的にありえない
|
1.この本との出会いはいつですか?
今年の春。名前に惹かれて衝動買いです。
2.どんな内容の本ですか?
イメージ的には理系版ダ・ヴィンチ・コード。天才数学者の主人公がラプラスの魔の能力を得、これに目を付けた研究者たちに執拗に追いかけられるものの、その特殊な能力で難局を切り抜けてゆく…。確率統計論や量子力学など小難しい話も出てきますが、作品中でかい摘まんで説明してくれるので知らなくても十分楽しめます。
3.この本のどういうところが好きですか?
(抽象的にでも具体的にでもいいです)
前半は冗長で少し退屈になってしまいますが、後半以降にはスピード感があったり意外性があったりと作品に入り込めるので私みたいな飽きっぽい人でも一気に読める点はよかったです。確率統計論で未来は予知できるのか、という発想も面白いと思いました。
4.この本からどのような影響を受けましたか?
SFちっくなサスペンスなので娯楽でしかないのですが、知的好奇心が沸いて来るようなストーリーだと思います。