第9位 『配達あかずきん』 大崎梢
(東京創元社/税込1,575円)
“本屋さんの仕事ってどんなこと?”って一度でも思った人におすすめです。書店員が読むと、杏子さんは“書店員の鏡”です。この本の中のちょっとした謎は、私には半分くらいしかわからない・・・(泣) 日常業務はお店によってちがうけど、“そう、そう”と思わず声がでる。なんてことも。ハデな事件はないけど、ホロリとするお話満載です。
(増岡和代・広島店)
駅ビルの6階にある書店、成風堂。しっかり者の書店員、杏子と勘のよいアルバイト店員、多絵のコンビがそこで起こるちょっとした事件の謎を次々に解いていく。本屋さんの日常が詳しくリアルに描かれていてそうそうそう~とうなずきながら楽しめるミステリー。
(浜本典子・クレド岡山店)