第1位 『サウスバウンド』奥田英朗
「やはり活動家・上原一郎は只者ではなかった!」息子の二郎ならずともそう叫びたくなる父の破天荒ぶりには脱帽する。だがラストシーンは「やはり父・上原一郎は偉大だった」と言わしめるくらいの男気と家族愛が強く私の胸を打ちつけた。
【吉田 稔・新宿南店】
「父は元過激派だ。」それが自分の父親だったら?そんなのは絶対にイヤだ!でも友達の父親だったらすごくイイ!東京、そして西表島を舞台に友情と家族愛を綴りつつ、著者お得意のドタバタ(喜!?)劇も健在。読後に古い友人に手紙でも書こうかと思わせる一冊。
【森 弘光・西神店】