2010-03-31から1日間の記事一覧
→紀伊國屋書店で購入 『原子力都市』は、運動=理論家である矢部史郎が、日本中の都市をめぐる過程で生み出された特異な人文地理学的都市論をまとめた書である。分析の対象となっているのは、柏崎、(旧)上九一色村、呉、京都、むつ、川口、硫黄島、広島、…
→紀伊國屋書店で購入 『ジャ・ジャンクー 「映画」「時代」「中国」を語る』は、2009年に中国で刊行された同タイトルの全訳である。1996年に『小山の帰郷』でデビューしたジャ・ジャンクーは、『一瞬の夢』(98)で世界、そして日本でも広く知られていること…
→紀伊國屋書店で購入 本書は2004年に亡くなったスーザン・ソンタグが生前最後に出版した評論集 "Where the Stress Falls"(2001) の前半部分の邦訳である(邦訳はページ数の関係で二分冊にわかれている)。 表題からするとバルトを論じた本のような印象を受け…
→紀伊國屋書店で購入 ロラン・バルトとジャン・ピエール・リシャールはわたしがもっとも敬愛する批評家である。そのリシャールがバルトを論じた本を書いたというのだから、わたしにとっては大事件だ。ヌーヴェル・クリティックから構造主義批評、さらにはポ…
→紀伊國屋書店で購入 「鼻くその噂、タイムライン、モントリオール」 昨年からのツイッターブーム。多くのツイッター関連書籍が出版されていく。日本の出版界の宿痾である、柳の下にドジョウが100匹いる、という読者不在のマーケティングのもとに、内容が…
今回の「解説者による戦力分析」では昨今の海外文学ファンの話題を占有し続けている「エクス・リブリス」シリーズの編集者たち、白水社編集部の藤波さんと鈴木さんのお二人にお話を伺います。ワールド文学カップに参加している白水社さんの文学作品は、ほと…
→紀伊國屋書店で購入 「『オルタナティブ・メディア』を日本の文脈で考えるために」 本書は、ジャーナリストであり研究者でもあるミッチ・ウォルツ著ALTANATIVE AND ACTIVIST MEDIA(2005)をジャーナリストの神保哲生(じんぼう・てつお)さんが翻訳したも…