『猫を愛する人のための猫絵本ガイド』さわださちこ(講談社)
「トラウマを乗り越えて愛してしまっているのかも」
ネコ派?イヌ派?と聞かれたら断然イヌ派!と答える。
それなのに、絵本となると、猫がでてくるものが気になって仕方ないことに気付いた。
ネコという存在への永遠の憧れ? 嫉妬?
ええっ?ネコみたいになりたいのか、私!?
小さいとき、お向かいのヒロセさんちの大きいネコにちょっかいだして
鼻をガリリとひっかかれたのが、相当なトラウマになっている。
そのヒロセさんちには、おっかないおばさんがいた。
家の前であそんでいてボールがヒロセさんちの庭に入ってしまおうものなら、
ちくちく嫌みを言われながら怒られるので本当にもうおっかなくて、
だからヒロセさんちのネコにもまさに「猫なで声」で近づいて、
ガリリとやられたのだった。
いまでも、思い出しただけで、ぶるっと震えがくるくらい、恐い。
ネコってば、私の心を見透かすような瞳でみつめてきて、
別に思惑も何もなかったはずなのに、なにか後ろめたくなって居心地が悪い。
そんな存在だから、気になって仕方ない。
「猫を愛する人のため」と書かれると、ちょっと戸惑いがある。
でも、でも、愛してしまっているのかしら・・・・
著書が選んだのは227冊と徹底的!全部あつめて図書館開きたいなあ。