書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

プロの読み手による書評ブログ

ピクウィック・クラブ

『観光』文庫化!!

皆様お久しぶりです。 「ワールド文学カップ」終了後、しばらく休んでいたピクウィック・クラブが本格的に再始動します。 そんなタイミングでビッグニュースが飛び込んで参りました。 五月の「ワールド文学カップ」ではたった一人での出場だったのにも関わら…

世界ランキング

皆様大変長らくお待たせ致しました。 一時は永遠に続くかとも思われた集計もようやく終了し、 いよいよランキングを発表する準備が整いました。 集計方法は例によって文庫本1冊=1ポイント、 単行本1冊=3ポイントとしています。 初めての栄冠は誰の手に? …

売上ランキング:第六週

長らく更新を怠ってしまいましたが、 今週もこの瞬間がやって参りました! 週間ランキング、最終週の発表です!! ■ワールド文学カップ世界ランキング集計方法 参加している作品の売上冊数を文庫本1冊=1ポイント、単行本1冊=3ポイントとしてそれぞれの所属…

売上ランキング:第五週

ゴールデンウィークも終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか。 5月17日の会期終了もいよいよ迫ってきたワールド文学カップ、 今回とその次の集計で週間ランキングの発表はおしまいです。 ■ワールド文学カップ世界ランキング集計方法 参加している作品の売上…

Life×ワールド文学カップ

先日もご紹介したTBSラジオ番組、 「文化系トークラジオLife」の番外編にて、 ワールド文学カップを取り上げて頂きました! 閉店後の紀伊國屋書店新宿本店にて収録頂いた音声が、 Lifeのホームページからダウンロード頂けます。 収録当日にお越し頂いたのはL…

売上ランキング:第四週

先日「途中経過」を発表した舌の根も乾かぬままですが、 週間ランキングの発表も忘れてはいけません。 折り返し地点とも言える第四週のランキングです! ■ワールド文学カップ世界ランキング集計方法 参加している作品の売上冊数を文庫本1冊=1ポイント、単行…

総合ランキング途中経過 他

とうとう4月も下旬です! 以前から予告していた途中経過を、 ここに発表致します! ■ワールド文学カップ世界ランキング集計方法 参加している作品の売上冊数を文庫本1冊=1ポイント、単行本1冊=3ポイントとしてそれぞれの所属チームの得点を集計し、世界ラ…

ブックレット掲載:最終回

前回から随分と間が空いてしまいましたが、 これが最後のブックレット掲載となります! 新宿まで来られない方々、大変お待たせ致しました! 最後は「日本文学代表選抜会」と「あとがき」、 そしてこれを作るため丸一日を棒に振った「索引」です! 冊子となっ…

売上ランキング:第三週

さあ、今週もこの時がやって参りました。 第三週のランキング発表です! 世界王者への道は長く険しく、 どの国が栄冠を手にするのか、 開催者も全く予想が立ちません! ■ワールド文学カップ世界ランキング集計方法 参加している作品の売上冊数を文庫本1冊=1…

円城塔先生がご来店!

紹介が大変遅くなってしまいましたが、 円城塔先生がワールド文学カップにご来店、 サイン本を大量に作って下さいました! 円城先生の作品は二作品が参戦中。 こちらは最新作の『後藤さんのこと』、 「Road to 2014現代日本」にエントリーしています。 文庫…

解説者による戦力分析:国書刊行会樽本さん

今回の「解説者による戦力分析」では国書刊行会編集部の樽本さんにお話を伺います。「未来の文学」や「短篇小説の快楽」といったシリーズで海外文学ファンの涎をだらだらと流れさせ続けている樽本さん。彼の選ぶベストイレブンは必見です。樽本さん、今日は…

売上ランキング:第二週

波乱の結果となった最初の結果発表から、 早くも一週間が経過致しました! 第二週の集計結果をここに発表致します! ■ワールド文学カップ世界ランキング集計方法 参加している作品の売上冊数を文庫本1冊=1ポイント、単行本1冊=3ポイントとしてそれぞれの所…

「ディアスポラ文学フェア」開催中!

現在開催真っ最中のワールド文学カップですが、 連動企画として「ディアスポラ文学フェア」が行われています。 その開催場所とはなんと……お向かいのジュンク堂書店新宿店! 今回はTwitter上でも“ライバル書店同士の枠を超えた!”と話題になった このジュンク…

Lifeで紹介されました!

紀伊國屋書店は今月、 以前から一緒にイベントにやったり、 新宿本店常設棚「文化系書店紀伊國屋Life堂」でお世話になっている TBSラジオ・月イチ深夜の生放送番組「文化系トークラジオLife」 のスポンサーになりました。 というわけでさっそく、LifeのWEBサ…

『青い野を歩く』クレア・キーガン(白水社)

→紀伊國屋書店で購入 「寒い日に読みたい憂愁のアイルランド・バラッド短篇集」 読むだけでこれが北の国であることがわかる。色彩はそう豊かではなく、干し草やナナカマドなど南ではあまり見られない植物が風景の中によく出てくる。装丁の風景が静かなように…

売上ランキング:第一週

皆様大変長らくお待たせ致しました。 開催第一週の売上ランキングを ようやくまとめることができましたので、 ここに公表させて頂きます。 ■ワールド文学カップ世界ランキング集計方法 参加している作品の売上冊数を文庫本1冊=1ポイント、単行本1冊=3ポイン…

ブックレット掲載:第六回

ブックレット掲載も今回で第六回目。 とうとう「日本文学代表選抜会」に入ります! ちなみにこれまで紹介してきたページは 蜷川がレイアウトデザインを行ったものですが、 このセクションは小木曽が担当しています。 冊子となったブックレットは4月1日より …

『白の闇』ジョゼ・サラマーゴ(NHK出版)

→紀伊國屋書店で購入 「盲人の世界と小説の親和性」 初めてノーベル文学賞を受賞したポルトガル人、それがジョゼ・サラマーゴである。今大会に参加した彼の作品『白の闇』は「ブラインドネス」のタイトルで映画化されたことから、知っている方も多いだろう。…

ブックレット掲載:第五回

さあ、いよいよワールド文学カップも開幕しました! こちらのブログでは引き続き書評などを続けていくほか、 大会中の売上ランキングも発表していく予定です。 さて、今回は第五回目のブックレット掲載。 実物は4月1日より、 紀伊國屋書店新宿本店2階中央催…

本日よりワールド文学カップ開催!

いよいよこの日がやってまいりました。 本日よりワールド文学カップがスタートします! 前日の3月31日は会場の設営作業。 会場の様子を作業風景とともに少しだけ公開いたします。 設営作業にはたくさんの方々が駆けつけて下さいました。 心より御礼申し上げ…

解説者による戦力分析:白水社藤波さん・鈴木さん

今回の「解説者による戦力分析」では昨今の海外文学ファンの話題を占有し続けている「エクス・リブリス」シリーズの編集者たち、白水社編集部の藤波さんと鈴木さんのお二人にお話を伺います。ワールド文学カップに参加している白水社さんの文学作品は、ほと…

『あなたの人生の物語』テッド・チャン(早川書房)

→紀伊國屋書店で購入 「テッド・チャンを読まずしてSFを語ることなかれ」 残念ながら今回アメリカ代表から落選してしまったテッド・チャンをどうしても採り上げたい。個人的にあまりに入れ込みすぎたために、肝心のフェアの推薦コメントが酷い出来になってし…

ブックレット掲載:第四回

少し間が空いてしまいましたが、 いよいよ今回の掲載で、 「ワールド文学カップ」のページは終了。 そこに続くのは「往年の名選手たち」。 紀元前から第二次大戦前夜まで、 ソフォクレスからロレンス・ダレルまでをどうぞ。 ◎PDFを開く◎ 保存してご覧になる…

ピクウィック作業日誌

フェア開催まであと約一週間となりました。 およそ9,000冊の本たちが今か今かと出陣待機中。 どーん! 店頭に並べるためには、 いろいろとやらなければならないことがあります。 ひとまず、箱から出して出して、分けて分けて…… ばーん! ずーん! 全作品に解…

解説者による戦力分析:早川書房山口さん

今回の「解説者による戦力分析」では「epi文庫」や「epiブック・プラネット」のシリーズなど、早川書房の海外文学を単独で編集してきた山口さんにお話を伺います。山口さんの仕事には前回フェア「対決! 共鳴し合う作家たち」の時から大変お世話になっていて…

Twitterはじめました

またまた速報! ピクウィック・クラブの公式Twitterを作成致しました! こちらでは当ブログの更新情報や、 フェアに関する細かな話題などを掲載していく予定です。 ご期待下さい。 ハッシュタグ「#wbungaku」も併せて作成致しましたので、 4月1日以降に売場…

Kinocastに紹介されました!

速報!! 新刊JP上のウェブラジオ番組Kinocastにて、 我々のフェア「ワールド文学カップ」が紹介されました! ナビゲーターの丸本恵子さんと新刊JP編集部の山田さんが、 ピクウィック・クラブの肉声を小出しにしながら 次回フェアについて大いに語って下さっ…

『四十日と四十夜のメルヘン』青木淳悟(新潮社)

→紀伊國屋書店で購入 「記録が記憶となるまで」 青木淳悟は2003年に新潮新人賞を表題作で受賞した現代日本作家である。現代を生きながら同時にその現代を掴むというのはなかなか難しいことだが、小説を同時代的に読むということは、読みながらその時代性を身…

ブックレット掲載:第三回

第三回となる今回の掲載では、 前回に続きアジアと中東諸国、 さらに南北アメリカの国々を公開します。 あとはアフリカを残すのみ! ご期待下さい。 ◎PDFを開く◎ 保存してご覧になる方は右クリックの上、 「対象をファイルに保存」をお選び下さい。 ■ピクウ…

解説者による戦力分析:未知谷飯島さん

今回の「解説者による戦力分析」では、良質な海外文学を数多く刊行されている出版社、未知谷の編集・発行人である飯島さんにお話をうかがいました。飯島さん、よろしくお願い致します。 ──まず、今回の「ワールド文学カップ」という企画を初めて聞いた時、ど…